2017/6/14の練習
Date:2017年06月14日
第50回記念の定期演奏会が昨年11月に大成功で終わった後、次なる年の演奏会に向けた新曲として戸田先生が選び、最初に音取りを始めた曲が、シャルル・グノーのミサ曲「Mass in C」です。
グノーは19世紀のフランスに生まれた作曲家で、オペラ「ファウスト」、バッハのクラヴィーア曲を下敷きにした美しい歌曲「アヴェ・マリア」が有名です。
ハ長調のミサ曲だけに明るく優しく伸びやかで、朗々と歌えそうな曲調です(歌詞はラテン語)。
全体を通して十数分くらいと規模は小さいのですが、「キリエ」「グロリア」「クレド」「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」「アニュスデイ」と6曲あり、それぞれに宝石のような美しさがあります。
久々の練習で、思い出しながら一本調子になりがちな合唱団に、戸田先生のこの夜の指導は「めりはり」でした。歌い出しの力強いフォルテから、最後のピアノは静かに収める。音程の幅が広いメロディーを正しく出しながら、縦の声部を明確にそろえる。重厚なハーモニーの中で一つのパートが動いて、微妙で美しい響きをつくる部分もあります。それらがこれからの目標になりそうです。
歌詞では、”Domine deus, agnus dei, filius patris””Quoniam tu solus sanctus, Tu solus dominus”などのように、”s”で終わる言葉の語尾を一つ一つ、丁寧に発音するように、と戸田先生から課題が出されました。
今週末の17、18日は、秋保温泉のホテル華之湯で恒例の夏合宿。午後1時半に集合です。それを経て、11月25日の演奏会(@青年文化センター)に向けた練習は後半に入っていきます。予定する4曲の音取りを一巡し、歌い込みはこれからが本番。「参加してみたい」と今思っている方もまだまだ追いつけますよ。
【次回の練習】
日時:6月21日(水)18時30分~
場所:ハリストス正教会
練習曲:沙羅