混声合唱団クール・リュミエール

宮城県仙台市で活動する混声合唱団、クールリュミエールのホームページです。団員募集しています。お気軽に練習見学にお越しください。

2017/7/19の練習

今週は、合宿以来となるインドネシアの曲集「Lagu Lagu Indonesia」を練習しました。
 
 戸田先生は、まず、1曲目の「RAYUAN PLAU KELAPA」(ヤシのゆれる島)から6曲目の「NYIUR HIJAU」まで、それぞれの曲の練習の冒頭で、現地のシンガーによる演奏CDを聴かせてくれました。曲集の一番の課題である「言葉」の歌い方をつかみ、オリジナルの雰囲気や情感を味わうためです。

 最初は聞きなれないインドネシア語への苦手意識が先にありましたが、手探りで謡い重ねて、少しずつ言葉が自然に口に上るようになり、1曲ごとの個性や美しさ、愛らしさ、楽しさが分かってきました。通して歌えば、きっと聴衆を新鮮に魅了するようなステージになると感じられます。

 「RAYUAN PLAU KELAPA」では、豊かな自然あふれる祖国への愛が歌われます。その麗しさを表現するため、丁寧なレガートを心掛けること、そして、エンディングでは、SFPが指示された最後の1小節を「ドンと入り、ピアノに引いて、だんだんと大きく」歌い上げる練習を繰り返しました。

 2曲目の「SEBELUM KAU PERGI」(あなたが行ってしまう前に)は恋人同士の歌だけに、CDでは、とろけるように甘く切なく歌われます。その「命」に当たるサビの「SA YANG」(愛するあなた、という呼びかけ)の部分を、「強くではなく、優しく」ふわりと盛り上げて引く歌い方を、戸田先生から指導されました。
 男性の14小節目、「TABAMEN」の詞に重なる3連符のアクセントを効かせる、それから32~35小節の「KU KAN SABAR ME NUNGGU SAMPAI KAU KEMBALI」をたっぷりと歌うことを心がけるよう、練習しました。

 3曲目の「BENGAWAN SOLO」では、大きな川の流れをたたえる曲にふさわしく、前半をレガートによる抑揚を効かせて歌うとともに、展開部に入る21小節の「MATA AIRMU DARI SOLO」以降を朗々と歌うよう指導がありました。

 4曲目の陽気な乾杯の歌「LISOI」では、冒頭の3小節目「LA-AN」にアクセントをつけること、31~32小節目「O PARMITU」をふくらませること、39小節めの「O O O」をスタカートにせずにふくらませること、がそれぞれ注意されました。

 哀愁ある歌謡曲風の5曲目「BUKIT BERBUNGA」(花咲く丘)では、14小節目「SEKITARNYA」の「SE」(スの音)をはっきり出すこと、転調する35小節目をぱっと明るく場面転換するよう表現することが指導されました。

 6曲目の「NYIUR HIJAU」(椰子の緑)は、故郷の島の美しさを誇り高くたたえる歌で、曲集の中では一番壮大な曲調です。それが最もよく表されるエンディングの73小節目は「AHー」の8部コーラスですが、ここにFPの指示があり、「強くー引いてークレッシェンド」と歌い上げるよう、繰り返し練習しました。

【次回の練習】
日時:7/23(日)13:00~17:00
場所:日立システムズホール仙台練習室1
練習曲:「沙羅」「グノーのミサ曲」