2017/10/18の練習
「あずまやの」では、「言葉の一つ一つをはっきり」と指導があり、冒頭の「あずまやの」から「普通に音符通りになぞるのでなく、浄瑠璃のように『アズーマイヤノウ』と、ひとまとまりの言葉として歌う」。続く「まやのあまりに」も同様に「マイヤノアウマルイニ」とはっきりと。
後半の「さみだれに」は「サミーダルエニ」、「わがといくれど」は「ウワガトーイークルエド」、「きみはいまさず」は「キミウワイムアサズ」というように発声をそろえる。
「北秋の」では後半、「きみによそえて―」のようにピアノで歌う時、歌詞が聞こえなくなる。「ピアノになるほど、口を開ける」よう注意がありました。
「沙羅」では、冒頭の「はやしおとなし」の男声コーラスで、「ひのくれは」の「は」を柔らかく引いて、「ゆめのごとし」をソフトに上がって山をつくる。
「鴉」では、先述の「あずまやの」と同様、冒頭の「おだのうすらい」「ふみわり ふみわたる」を西洋音楽のように1音1音ずつでなく、それぞれひとまとまりの語りのように歌う。やはり「オダノウスウルアイ」「フミーワルイ フミーウワタル」と。
続く「おおおそどり」では、フォルテで高音に上がる「おおおそ」が膨らんで遅くなるので、「どり」を早く戻す。「くびふり かたをはり」は、はきはき、きびきびと。
「行々子」では、「むかしわが」の高まりの部分、「し」を強めに出して引っ張り、その勢いで「わが」に上がる。
「占うと」では、「うらなうと」の「ノウ」を深く歌う。中間部の「なにがなし」の「な」を開かない。さらに「こころ」に思いを込めて深く。アッチェランドがかかる「くしげにすてて」は、くしを投げ捨てるように語気荒い感じで。「ためいきすれば」の部分は、ソプラノと下3声のリズムの違いを効かせる。
後半の「ああまこと―」では、先立つピアノ伴奏に気持ちを乗せて盛り上げていく。「わがこいの」以下は「叫び」になるが、「わ」「さ」「に」を大事に歌う。
終結部の「ひたすらに」の「ら」を開けず、続く「こころ」を大切に、深く入る。ハミングでは口の形を変えず、均等な響きの変化にする。
「ゆめ」では、エンディングの「ばかりなる」を十分に伸ばし、余韻をもって最後のハミングを「ためて入る」。
☆彡週末の21、22日は秋保温泉ホテル華之湯での合宿です。当日のスケジュールをご確認ください。寒くなりましたので、風邪、体調に気を付けて、全曲練習がんばりましょう!