混声合唱団クール・リュミエール

宮城県仙台市で活動する混声合唱団、クールリュミエールのホームページです。団員募集しています。お気軽に練習見学にお越しください。

2017/10/18の練習

前回に引き続いて「沙羅」を練習しました。戸田先生によれば、11月25日の定演に向けて、今回から「まとめ」の段階に入りました。これまでの練習の注意を反芻しながら、さらなる集中力で取り組んでいきましょう。
 
 「あずまやの」では、「言葉の一つ一つをはっきり」と指導があり、冒頭の「あずまやの」から「普通に音符通りになぞるのでなく、浄瑠璃のように『アズーマイヤノウ』と、ひとまとまりの言葉として歌う」。続く「まやのあまりに」も同様に「マイヤノアウマルイニ」とはっきりと。
 後半の「さみだれに」は「サミーダルエニ」、「わがといくれど」は「ウワガトーイークルエド」、「きみはいまさず」は「キミウワイムアサズ」というように発声をそろえる。

 「北秋の」では後半、「きみによそえて―」のようにピアノで歌う時、歌詞が聞こえなくなる。「ピアノになるほど、口を開ける」よう注意がありました。

 「沙羅」では、冒頭の「はやしおとなし」の男声コーラスで、「ひのくれは」の「は」を柔らかく引いて、「ゆめのごとし」をソフトに上がって山をつくる。

 「鴉」では、先述の「あずまやの」と同様、冒頭の「おだのうすらい」「ふみわり ふみわたる」を西洋音楽のように1音1音ずつでなく、それぞれひとまとまりの語りのように歌う。やはり「オダノウスウルアイ」「フミーワルイ フミーウワタル」と。
 続く「おおおそどり」では、フォルテで高音に上がる「おおおそ」が膨らんで遅くなるので、「どり」を早く戻す。「くびふり かたをはり」は、はきはき、きびきびと。

 「行々子」では、「むかしわが」の高まりの部分、「し」を強めに出して引っ張り、その勢いで「わが」に上がる。
 
 「占うと」では、「うらなうと」の「ノウ」を深く歌う。中間部の「なにがなし」の「な」を開かない。さらに「こころ」に思いを込めて深く。アッチェランドがかかる「くしげにすてて」は、くしを投げ捨てるように語気荒い感じで。「ためいきすれば」の部分は、ソプラノと下3声のリズムの違いを効かせる。

 後半の「ああまこと―」では、先立つピアノ伴奏に気持ちを乗せて盛り上げていく。「わがこいの」以下は「叫び」になるが、「わ」「さ」「に」を大事に歌う。
 終結部の「ひたすらに」の「ら」を開けず、続く「こころ」を大切に、深く入る。ハミングでは口の形を変えず、均等な響きの変化にする。

 「ゆめ」では、エンディングの「ばかりなる」を十分に伸ばし、余韻をもって最後のハミングを「ためて入る」。

 ☆彡週末の21、22日は秋保温泉ホテル華之湯での合宿です。当日のスケジュールをご確認ください。寒くなりましたので、風邪、体調に気を付けて、全曲練習がんばりましょう!


2017/10/13の練習

今回の練習は、信時潔の「沙羅」でした。心の奥底の抒情の風景を、古今の時を超えて旅するような組曲。歌うごとに新鮮さと難しさに出合います。水墨画家の濃淡の一筆のように、言葉や音の一つ一つに戸田先生の指導がきめ細かく入っています。

 1曲目の「丹澤」では、終盤の女声パートで「ふゆやまのくぼに」の「や」が飛び出すように強く、続くピアニシモの4声の「たばこすうてみる」の「み」も同様。どちらも大事に歌うよう、注意がありました。
 エンディングの「ひとり」も、一気に言い切らず、「ひと・り」と一呼吸の余韻を入れる。

 「北秋の」では、後半の「いな むしろ」の決然とした出だしに続く、「きみに」をしっかりピアノに落とし、めりはりをつける。「みつみつし」は、2度目の「みつ」を重みをもって丁寧に歌う。

 「沙羅」では、中間にある「おもくして」を重く暗く。エンディングの「はな ほのきいろ」で「な」を優しく抑え、余韻を持って伸ばしながら、しっかり「ほ」につなぐ。「きいろ」も一つの言葉で聞こえるように。

 「占うと」は、「気持ちの揺れ」が歌全体の基本、と戸田先生から話がありました。23ページ後半からの「すきぐしを」以下は、メゾピアノからフォルテまで、イライラが高じるようにアッチェランドを続け、「わけものう」以下で我に返ったようにピアノで柔らかく歌う、というめりはりを確認しました。

 エンディングの「ひたすらに こころわびしも」は繰り返し練習しました。まず、「ひたすら」の「ら」を開けっぴろげに歌わない~「丹澤」での「や」や「み」の注意と同様に~。
 「こころ」の「こ」は大切に深く入り、「わびしも」は「WA」(ウワ)と、ためをゆっくりと入れて歌う。

 次の練習も、引き続き「沙羅」です。週末の21,22日は、秋保温泉ホテル華乃湯での合宿です!


【次回の練習】
日時:18日(水) 18時30分~
場所:ハリストス正教会
練習曲:沙羅

2017/10/11の練習

本日は「Lagu Lagu Indonesia」の練習でした。

最初の曲「1 RAUYAN PURAU KELPA」から
「2 SEBELUM KAU PERGI」
 (Kem-ba-riはひとつの言葉なのでbaは力まずに歌いましょう)
「3 BENGAWAN SOLO」
「4 LISOI」
(LISOIのLIは男性の声が出ておらず不揃いのため、
  先生から何度も指導を受けました)
「5 BUKIT BERBUNGA」
「6 NYIUR HIJAU」
ENCORE 
「AYO MAMA」
「RASA SAYANG SAYANGE」
までの8曲を練習しました。  
 
全曲とも揃える段階に入ってきてます。
先生の指揮をしっかり見て、声の強弱や伸ばすところをしっかり押さえ、
演奏会に向けて前進して行きましょう。

【次回の練習】
日時:(10月)13日の金曜日 18時30分~
場所:ハリストス正教会
練習曲:沙羅

2017/10/6の練習

本日から金曜日の練習も始まりました。
定期演奏会の近づきが感じられます。

本日の練習は「Gounod」でした。
「Credo」から始まり(Credoの練習で前半は終了しました)、
「Kyrie」「Gloria」「Sanctus」「Benedictus」「Agnus Dei」の順番で全曲練習しました。
各曲とも先生から厳しく指導がありました。
音程の下がり(Credo50小節以降)、曲の速さの変化への対応(Credo全般)、美しくしっとり歌うこと(Kyrie49小節以降・Agnus Dei)等、数多くの指導をしっかり身につけましょう。

発音で注意→「Credo」61小節「Pon_ti_o」の「ti」は「ツィ」と発音。
      「Gloria」26・27小節の「Gra_ti_as]の「ti」は「チ」と発音。

今回は男性パートの出席率が低かったようです。特にテナーは4名の参加でした。
演奏会への参加(当日のお弁当の要否も)・CD&DVDの注文等の確認も始まっています。
パート委員への遅滞ないご報告をお願いします。

【次回の練習】
日時:10月11日(水)18時30分~
場所:ハリスト正教会
曲:「Lagu Lagu Indonesia」


2017/10/4の練習

今回も続いて「風に寄せて」の練習でした。戸田先生の指導のポイントをまとめてみます。

 「その1」では、まず冒頭の「そして おがわの せせらぎは」が、力が入って重くなりがちなので、あくまで軽やかに、明るく。「かぜがいるから」以後も同様です。

 45小節目以後のテナー、「おがわは ものをおしながす」は、メゾピアノで軽く入って、クレッシェンドを効かせていく。

 61~62小節の男声は、「とまらない~とまらない」を粗くならず、つないで盛り上がる(フォルテッシモ)。
 
 「その2」では冒頭、「かぜはどこにーる」ではなく「どこにいる」とはっきり歌う。

 53小節以降の「たのしいのは たのしいのは」を固い言葉の運びにならず、「自然にしゃべるように」。

 97小節「そっらよりも」~99小節の半ばまでのアッチェランド(だんだん速く)、それ以降のアラルガンド(だんだん遅く)、100小節からのテンポの戻りは、とにかく先生の指揮のテンポに集中する。練習では、ここを繰り返しました。

 108~109小節「けれどそれはかえらない」は優しく柔らかく、続く「もう もう」は4パートがそれぞれ追いかけるように、たたみかけるように。

 114~116小節「いつかまえはほほえんでいた」はピアノでおしゃべりするように。続く117小節「よいことがあった」は、フォルテ~メゾピアノ~フォルテでメリハリをつけ、うれしそうな表情をこめて。

 「その3」では、27~28小節「ながれるように かえりゆけ」を、決然として(risoluto)1音1音をはっきりと歌う。

#10月になり、本番が近づいてきました。練習は、今週から水曜、金曜の週2回になります。

【次回の練習】
日時:10月6日(金)18時30分~
場所:ハリストス正教会
練習曲:グノーのミサ曲

## すみません、6日の練習曲を当初「インドネシア」と誤記し、本来の予定に修正しました。